【将棋用語】
姿焼き

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「姿焼き」の読み方

すがたやき

「姿焼き」の説明

囲いを残したまま大きく形勢を損ねていること。
特に、その状態が投了図となっている場合に使われる。
基本的には、囲いを崩して詰ますまでに、まだまだ手数はかかる。しかし、攻め合い・受け切り・入玉のいずれも難しく、いわばジリ貧となって、紛れも少なければ、形勢の差は開き続ける一方である。詰みが見えなくても投了するのは、指し続けるだけ時間の無駄という判断によるところもある。
尚、「囲いは残ったままであるが、弱点を突かれて、いきなり詰んでしまった」という場合も「姿焼き」と言える。

「姿焼き」の用例

「攻め駒を全部取られて、姿焼きになってしまった。」
【将棋用語】美濃囲いの「姿焼き」

[図1]

上の [図1] は、美濃囲いに対する有名なこびん攻め。7四に打った桂で王手がかかっているが、△同歩は5五の角で玉を取られてしまう。よって、△9二玉か△7一玉と逃げるしかないが、いずれも▲8二金と打って、後手玉は詰みである。この場合、美濃囲いがそのまま残っているため「姿焼き」と言える。

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