【将棋用語】
形勢

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「形勢」の読み方

けいせい

「形勢」の説明

対局において、盤面の善し悪しに関する状況。
駒の損得、駒の働き、玉の安全度などを考慮して総合的に判断される。
一般的には、互角→作戦勝ち(作戦負け)→有利(不利)→優勢(劣勢)→勝勢(敗勢)→勝ち(負け)の順で「形勢」に開きがあるものと表現されることが多い。あとは、どちらの対局者の目線に立つかによって表現が変わり、「先手優勢」の場合は、必ず「後手劣勢」となる。
2010年代からは、コンピューターソフトの躍進により、評価値と呼ばれる数値にて「形勢」を表現することも増えてきた。多くの場合、プラスの数値であれば先手良し、マイナスの数値であれば後手良しとなる。(但し、後手にとってプラス500点、のような表現をする場合もある。)そして200点以内ならば互角、400点程度で有利、1000点程度で優勢、2000点程度で勝勢、9999点で詰みと同様に考えられることが多い。
但し、数値の意味合いは統一されておらず、コンピューターソフトによってまちまちであるため、-1点が千日手を最善と判断した結果であったり、50000点で必至であったり、詰みは「mate」と表現されたりもする場合もある。
評価値には「人間にとっての勝ちやすさ」が考慮されていないため、分かりやすい手が多い1000点の局面と、迷いやすい手が多い複雑な1000点の局面では、人間の対局における勝率は異なってくる(後者の方が勝率は下がる)。

「形勢」の用例

「この局面は先手が優勢だ。」
「評価値が-500点なので後手有利だ。」
「ずっと形勢は不利だと思っていた。」

「形勢」に関連する用語


 

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