【将棋用語】
必至

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「必至」の読み方

ひっし

「必至」の説明

どのような受けの手を指しても、その次に詰みを回避できない状態。「必死」という漢字で書かれる場合もある。
詰めろの一種であり、「受けがない詰めろ」と言うこともできる。
相手玉に詰みがなく、自玉が「必至」の場合は、相手が間違えない限り負けである。但し「部分的に必至」と言われた場合は、相手玉に王手をかけながら、相手の攻め駒を取ったり、動かしたりすることで、自玉の詰みを解消できることもある。尚、その場合は、結果的に「詰めろ」だったことになる。

「必至」の用例

【将棋用語】玉を包むように寄せて「必至」がかかる局面

[図1]

上の [図1] は、先手が▲5二金打と王手で金を打ってしまうと△3二玉から逃げられてしまう。この局面では、▲2二金と打てば、後手がどのように応じても、次の▲5二金打と▲3二金打の詰みが同時に受からないため、「必至」となる。
【将棋用語】古典的な「必至」がかかる局面

[図2]

上の [図2] は、先手が▲2三金と王手で金を打ってしまうと△3一玉 から逃げられてしまう。この局面では、▲2三銀と打ち、△1三玉に▲3四銀成とすれば、次の▲2三金や▲2三歩成からの詰みが同時に受からないため、「必至」となる。
【将棋用語】部分的に「必至」であるが解消できる局面

[図3]

上の [図3] は、後手玉が [図2] と同様の状態であり、▲2三銀 △1三玉 ▲3四銀成とすれば、部分的に必至である。しかし、この場合は、後手が△3八飛と先手玉に対して王手をかけてから△3四飛成と成銀を取りつつ2三に利きを足せば、後手玉が詰むことはなくなる。

「必至」に関連する用語

「必至」に関連する手筋

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