詰将棋:5手詰の問題と解答・解説
【第16問】

目次

5手詰の問題【第16問】

5手詰の詰将棋の問題(第16問)

[第16問]




(もう少し下に解答・解説があります。)


第16問の解答・解説

5手詰の詰将棋の解答(第16問)

[第16問の解答]

▲1三銀 △同玉 ▲1四銀 △2四玉 ▲2五金 までの5手詰。

初手に▲2二金は△1三玉と上がられてしまうと、
持ち駒が銀銀なので、上部脱出の抑えが利きません。
やはり、詰みの原則としては「金はとどめに残せ」です。

よって、金を残す王手を探しますが、
▲2三銀は△同銀で飛車の縦利きが消えて完全に詰まなくなりますので、
▲1三銀と端から捨てるしかありません。

▲1三銀に対して△同桂か△同飛は▲2二金で詰みですので、△同玉しかありません。
そこで飛車取りを受けつつ、王手をする▲1四金は味が良さそうなのですが、
△1二玉と引かれてしまうと、3三の飛車がよく受けに利いているので、
上からの攻撃では数が足りません。

▲1四銀と打つと、飛車に紐が付かないので、△2四玉と取られてしまいますが、
金を残しておいたことによって、▲2五金でギリギリ捕まえることができました。
中段玉を2枚の小駒だけで詰ますことはなかなか難しいのですが、
駒の働きを高め、相手の駒まで逃げ道封鎖に利用すると詰むという典型的な形です。


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