ビッグ4(居飛車):将棋の囲い

目次

ビッグ4(居飛車)の基本形

下図が居飛車におけるビッグ4(びっぐふぉー)の基本形です。
最小構成として、玉・左香・左桂・金銀4枚の配置が同じであればビッグ4と言えます。
将棋で「ビッグ4(居飛車)」と言われる囲い

ビッグ4(居飛車)の特長

ビッグ4(居飛車)は主に対抗形の居飛車側で現れる囲いです。
何だか強そうな名前ですが、偽りなく、囲いとして最強です。
(もちろん、持ち駒を埋め尽くすような名もなき囲いは除きます。)

手数がかかるので、狙って組める囲いではありませんが、
1度組み上げてしまえば、しばらくは安泰が約束されます。


ビッグ4(居飛車)の評価

標準手数20
横の耐久力100 /100
斜めの耐久力100 /100
上部の耐久力100 /100
端の耐久力100 /100
玉の広さ30 /100
玉の遠さ100 /100
囲いやすさ30 /100
陣形バランス30 /100
囲いの進展性10 /100


※弊サイト独自の評価です。戦型や局面によって変動しますし、点数の合計が大きいからと言って必ずしも優れているということではありません。あくまでも目安としてお考えください。

ビッグ4(居飛車)の前段階

原則として、銀冠穴熊(居飛車)を組んでから、右銀を引き付けます。

ビッグ4(居飛車)からの進展

ビッグ4から進展することはありません。

主な相手の囲い

  • 銀冠(振り飛車)
  • 穴熊(振り飛車)
  • 銀冠穴熊(振り飛車)
  • ビッグ4(振り飛車)

ビッグ4(居飛車)の主な弱点

バランスが偏る

ビッグ4(居飛車)は、全ての囲いの中で最も金銀が偏っています。
攻めは飛車角銀桂」のような格言もありますが、
銀が2枚とも囲いにくっついていますので「飛車角桂」だけで攻めるしかありません。

しかし、それら3枚をフル活用しても相手陣へ突破することは難しいので、
戦い方としては、反撃の味を残しつつ、相手に攻めさせることになります。
しかし、この「(適度に)攻めさせる」という技はなかなか難しいです。
ミスをすると、自分の大駒を押さえ込まれてしまい、
そもそも攻めることができなくなる恐れもあります。

「最も堅いから」という理由で積極的に狙う囲いではありません。

銀の頭を狙われると形が崩れる

どこから攻められても、単発の攻めであれば怖くありません。
と金攻めはさすがに厄介ですが、時間がかかります。

軽い攻めで崩されるパターンを挙げておくと、
銀冠穴熊と同様の場所で(左の)銀頭です。

但し、下図のように相手が多少の持ち駒を蓄えていることが条件です。
「ビッグ4(居飛車)」の注意点1
上図から歩を突き捨て歩を叩く(下図)のが手筋で、
以下、銀取りに桂を打ち、拠点作りを目指します。
「ビッグ4(居飛車)」の注意点2
横や斜めからの攻めと絡むとかなりの破壊力となりますので、
その場合は要注意です。

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