【将棋用語】
無理筋

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「無理筋」の読み方

むりすじ

「無理筋」の説明

相手に正しく応じされると、うまくいかない攻めの手順。「無理攻め」と同様の意味になる。
相手の駒の利きが多い所への攻めや、駒損するうえに相手玉への影響が薄いような攻めに対して使われることが多い。
基本的には形勢を損ねるため、指してはいけない。しかし、すでに形勢が悪い場合には、受けていてもジリ貧になることが多いため、無理は承知で攻めるのも勝負術である。

「無理筋」の用例

「いきなり飛車を切っていくのは、さすがに無理筋だった。」
【将棋用語】第67期王将戦七番勝負第3局 久保王将vs豊島八段で「無理筋」とされた手を指した局面

[図1]

上の [図1] は、第67期王将戦七番勝負第3局 久保王将vs豊島八段の50手目に後手の豊島八段が△4五桂と跳ねた局面。先手が金銀4枚の堅陣であり、また後手は金駒が攻めに参加していないことから、とても先手陣を崩すことはできず「無理筋」であった。この後、後手の豊島八段は細い攻めを繋げたものの、久保王将にしっかりと受けられて、大きく形勢を損ねた。

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