横歩取り 4五角戦法対策(20)

目次

32手目△5四香までの概要

横歩取り 4五角戦法対策変化20
このページは、22手目△2三歩>28手目△3三桂>30手目△3六同角>32手目△5四香の変化(図1)からです。

[図1]32手目△5四香まで

△5四香は次に△4五桂と跳ねる手を狙っています。 ここは△4五桂を防ぐために▲8五飛と打ちます。 後手は△2五飛と打って手順に2筋の歩を伸ばすのが手筋ですが、 再度の▲8五飛で△4五桂を防ぎます。

なお、△5四香に対して▲6八玉は危険な手です。 △5七香成~△6九飛の先の変化で、 △4五桂と跳ねる王手が残り、後手の攻めが繋がります。

また、△5四香に対して▲4六角は、 △4五桂と跳ねてくれれば32手目△4五桂の変化と合流しますが、 △8六飛のように他の手を指されてしまうと少し損をします。

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32手目△5四香~37手目▲8五飛

[図1]から△5四香 ▲8五飛 △2五飛 ▲同飛 △同歩 ▲8五飛(図2)

[図2]37手目▲8五飛まで

後手は△4五桂と跳ねることができないので△5七香成と単騎で攻め込みます。 対して、▲5八歩から丁寧に受けますが後手も先手陣を薄くしようと絡みます。

37手目▲8五飛~46手目△2六歩

[図2]から△5七香成 ▲5八歩 △4七成香 ▲4八歩 △3八銀 ▲4七歩 △4九銀成 ▲同玉 △2六歩(図3)

[図3]46手目△2六歩まで

46手目の△2六歩は一見すると遅いようですが、 次に△3七歩という厳しい垂らしを狙っています。 この瞬間は先手玉がとても薄いので、 2八や2九に飛車を打ち込まれてしまうといきなり受けづらくなります。

[図3]からは▲4六角と打つのが無難な受けです。 △3七歩 ▲同角 △2七金と絡まれたところで攻めに切り替えます。

46手目△2六歩~51手目▲8一飛成

[図3]から▲4六角 △3七歩 ▲同角 △2七金 ▲8一飛成(図4)

[図4]51手目▲8一飛成まで

以下、後手玉の寄せ方まで解説します。 実戦でこの辺りまで完全に同一局面となる可能性は低いですが、 後手陣の形が似ていることは多いので参考になる手順もあると思います。

[図4]から△3七金には▲同桂と取ります。 △2九飛に対しては▲3九金と打てるようになっているため大丈夫です。

あとは先手玉の安全度に注意しながら徐々に攻めの形を決めていきます。 歩を使った攻めはできませんが持ち駒の桂香を活用して6筋からの突破を目指します。 できれば1一の馬も使いたいところですが後手陣の3筋を壁形のままにしておいた方が寄せやすいです。

51手目▲8一飛成~61手目▲6六香

[図4]から△3七金 ▲同桂 △9二角 ▲9一竜 △4七角成 ▲4八歩 △2九馬 ▲5九玉 △2八馬 ▲6六香(図5)

[図5]61手目▲6六香まで

[図5]から△8二銀打とされた場合は ▲6三香成~▲5二香~▲6四桂のように飛車を見捨てて寄せ切ります。

[図5]からは△2九飛の方が紛れがあり、 ▲4九桂や▲4九香と合駒をすると攻め駒が1枚足りなくなって△8二銀打の受けが成立してしまいます。

61手目▲6六香~73手目▲6三銀

[図5]から△2九飛 ▲6八玉 △8九飛成 ▲6三香成 △8一歩 ▲6四桂 △4一銀 ▲5二香 △同銀 ▲同成香 △同金 ▲6三銀(図6)まで先手勝ち

[図6]73手目▲6三銀まで

73手目の▲6三銀が寄せの手筋で後手玉は必至です。 △4二金左も▲5二桂成~▲3三馬で詰みます。


次のページでは、少し戻って28手目に△8七銀と打つ変化を解説します。


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