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1手詰の難問(?)詰将棋
[問題]
ここがポイント!
詰まし方が分かった人は正確な符号で答えてください(笑)
解答と解説
[解答]
▲3三銀左上成 までの1手詰。
(「さんさんぎんひだりあがるなる」と読みます。)
まず、詰まし方ですが、2二と4二の銀による王手から考えてみると、
3三以外へ動くと動かなかった銀を玉で取られてしまいますし、
3三へ動くと銀の利きがなくなった下段へ逃げられてしまいます(例えば2二の銀が3三へ動いたら△2一玉)。
また、1三の角の利きが通ってしまうと自玉が取られてしまうため、2四の銀は動くことができません。
よって、消去法でも4四の銀を3三に成れば良いことが分かります。
難しいのは解答する際の
符号です。
3三へ動くことのできる銀は4枚もあるので、特定できるようにする必要があります。
特定のマスへ進める同一駒種が左右に分かれている場合、まず左右から指定します。
4四の銀は3三から見て左側にあるので「左(ひだり)」です。
しかし「左」だけだと4二か4四かの特定ができないため、動作の指定を追加します。
4四の銀は3三へ上がっていくことになるので「上(あがる)」です。
(「うえ」や「した」とは言いません。2二や4二の銀を3三へ動かした場合は「引(ひく)」となります。)
そして「左上(ひだりあがる)」だけだと相手陣である3三で銀が成ったか否かが分かりません。
移動元か移動先が相手陣の場合は最後に「成(なる)」か「不成(ならず)」かを必ず指定します(玉は除く)。
今回は「不成」だと△4三玉と逃げられてしまうので「成」です。
全部合わせて「▲3三銀左上成」が正確な表現となります。読みは「さんさんぎんひだりあがるなる」です。
(「▲」をあえて読み上げる場合、本将棋ならば「先手(せんて)」、詰将棋ならば「攻め方(せめかた)」となります。)
符号について、他にも細かいルールはありますが、
伝えるだけならば表現方法はいくらでもあるので、
知らなくても特に困ることはありません。
別解
別解としては、将棋ソフト(AI)用の棋譜表記として
が挙げられます。
移動元が書いてあるので、3三に銀が何枚利いていても変わりません。
この辺りは合理的ですね。
他に「▲3三銀左行成」として、「上がる」の代わりに「行く(いく・ゆく)」を使っても
「下側にある駒を上へ前進させていく」という意味になって意図は伝わります。
古い棋書でたまに見かける表現ですが、現在の日本将棋連盟のHPに記載はなく、
近年は「上(あがる)」で統一されているようです。
(そもそも「行」は飛車や角に使われていたイメージがあるため、銀だと違和感はあります。)