[図1]
上の [図1] は、1手損角換わりの定跡形。先手が早繰り銀で先攻しようとしている。後手は飛車の横利きを生かして受けようとしているため、それを遮らないように「居玉」のままにしている。玉が動いてしまうと逆に受けにくくなるという例外的な局面。[図2]
上の [図2] は、藤井システムの定跡形。後手が居飛車穴熊に囲おうとしているため、先手は攻めの主導権を握ろうと「居玉」のままにしている。この工夫によって、先手は桂跳ねや端歩の突き越しが間に合ううえに、四間飛車を右四間飛車に振り直すこともできる。玉が動くよりも攻めの陣形整備を優先させる例外的な局面。- スポンサーリンク -
将棋解説 |
---|
実戦解説一覧 |
- スポンサーリンク -