【将棋用語】
敗着

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「敗着」の読み方

はいちゃく

「敗着」の説明

直接的に負ける原因となった悪手や疑問手。
悪手を複数指して徐々に形勢が離れたような場合、最初に形勢が離れるきっかけとなった手が該当することが多い。

「敗着」の用例

「形勢が二転三転したが、最後に歩を成った手が敗着となった。」
【将棋用語】第30期竜王戦七番勝負第5局 渡辺竜王vs羽生棋聖で「敗着」とされた手を指した局面

[図1]

上の [図1] は、第30期竜王戦七番勝負第5局 渡辺竜王vs羽生棋聖の39手目に先手の羽生棋聖が▲2五桂と跳ねた局面。中盤の入り口で、まだまだこれから難しい勝負が続きそうだが、40手目に渡辺竜王が指した△4二銀が「敗着」とされた。これは、87手で渡辺竜王が投了するまで、形勢が1度も逆転することなく、羽生棋聖が形勢の差を広げ続けたためである。トッププロの対局だと、指し手の精度が非常に高いため、本格的に駒がぶつかる前の手が「敗着」となることもある。

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