【将棋用語】
指運

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「指運」の読み方

ゆびうん

「指運」の説明

難解で読み切り困難な局面における指し手のめぐりあわせ。特に、秒読み中や残り時間が切迫している状況で、結果として唯一勝ちに繋がる手を指せた理由について本人が謙遜して述べる場合に用いられる表現。
本来、将棋で対局が始まれば運の要素はない。指し手の選択において、駒の損得や働きなどの論理的な要素で差を付けきれず、結果として直感に頼ったとしても、それも含めて実力である。但し、先の形勢判断が不明確な状態で指し手を選ぶことは運任せに似ているとも言える。
難解な局面で最善手を指せたとしても、読み切ったか否かで実力に差があることは事実である。どこまで読めたかは指した本人だけが知っているが、候補手の優劣を明確に付けきれなかったという意味合いを端的に表現する際に「指運」という単語を用いる。
尚、「指運が悪かった」と言うことはまずない。どんなに難解な局面であったとしても、間違えた手を指したならば、それは実力不足である。

「指運」の用例

「読み切れなかったので、この手を指せたのは指運が良かった。」
「秒読み30秒で対局者が詰みを逃れられるかどうかは指運だ。」

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