詰将棋:5手詰の問題と解答・解説
【第8問】

目次

5手詰の問題【第8問】

5手詰の詰将棋の問題(第8問)

[第8問]




(もう少し下に解答・解説があります。)


第8問の解答・解説

5手詰の詰将棋の解答(第8問)

[第8問の解答]

▲2二銀 △1二玉 ▲2三飛成 △同玉 ▲1三角成 までの5手詰。

難問です。

初手は開き王手を考えたくなりますが、△3五歩と角を取られてしまうと
戦力不足になりそうです。

▲1四銀と上から押さえつけるのは寄せの基本ですが、
△1二玉と引かれると、詰ますためには駒が足りていません。

残った王手は▲2二銀です。△1二玉と引かれて詰まなさそうですが…。

▲2三飛成とただ捨てする手がありました。
△同銀も△同玉も▲1三角成までで、いずれも正解です。

但し、盤上の駒の枚数や詰み手数が同じになる変化は、
より紛れが多いか、形がきれいな方を正解手順として挙げることがほとんどです。
判断は難しいのですが、△同玉の方が広いので、攻め方が間違えやすいですし、
詰め上がりでは、馬だけでなく、2二の銀も玉の逃げ道をふさぐ働きをしています。

「作意手順」という言い方もしますが、
詰将棋作者の思いを汲み取ることも必要なのです。


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