【将棋用語】
力を溜める

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「力を溜める」の読み方

ちからをためる

「力を溜める」の説明

すぐに攻めずに、相手の駒を取って持ち駒を増やしたり、攻めの拠点に駒の利きを足したりすること。
攻めが数手遅れる間に、相手から攻められるリスクはあるが、より手厚い攻めになる。

「力を溜める」の用例

「すぐに攻めてもうまくいかないので、じっと力を溜めた。」
【将棋用語】第76期名人戦七番勝負 第6局 佐藤天彦 名人 対 羽生善治 竜王の対局で「力を溜めた」局面

[図1]

上の [図1] は、2018年6月19日からに20日にかけて行われた第76期名人戦七番勝負 第6局 佐藤天彦 名人 対 羽生善治 竜王の対局で71手目に先手の佐藤名人が▲8四歩と垂らした局面。△同飛と取れば、飛車が8筋の攻めに参加してくるが、対しては▲6六角と出る手が飛車取りになるうえに、攻めようとしている8筋から角を逃げられてしまう。しかし、この歩を放置しても、次に先手からの厳しい狙いはないため、△7三桂と跳ねて、次の△6五桂のような活用を見据えて「力を溜めた」。

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