【将棋用語】
敗勢

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「敗勢」の読み方

はいせい

「敗勢」の説明

負ける可能性が非常に高い状況。
「敗勢」は自玉の寄せの方が早いことが明確であったり、序中盤で大きな駒損をしていたりして、基本的には逆転勝ちが起こりそうにない場合に使われる。投了前で勝敗が確定していない局面において「負け」と評価する場合には「敗勢」と同等の意味合いになる。ちなみに相手の立場から見れば「勝勢」となる。
「敗勢」はAIの評価で言うと、勝率なら「1%~10%」、評価値なら「-9999~-2000」程度である。但し、数値で明確に定義されている訳ではなく、「逆転勝ちはなさそう」という人間の感覚が重要である。よって、局面の複雑さや両対局者の棋力によっても形勢判断は変わることとなる。

「敗勢」の用例

「攻めが続かなくなって敗勢に陥る。」

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