[図1]
上の [図1] は、2018年11月24日から25日にかけて行われた第31期竜王戦七番勝負 第4局 羽生善治 竜王 対 広瀬章人 八段の129手目に先手の広瀬八段が「玉の腹から銀を打て」で▲3四銀と打った局面。△2五玉からの上部脱出を防ぎつつ、▲2五歩 △同角成 ▲同銀成 以下の詰めろになっている。▲3四銀に代えて▲3四金と打つ王手だと、△2五玉と手順に逃げられてしまううえに、持ち駒から金がなくなって詰ましづらい形となることから、王手ではない▲3四銀で結果的に寄せやすくなっていることがよく分かる。[図2]
上の [図2] は、2020年6月8日に行われた第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負 第1局 渡辺明 棋聖 対 藤井聡太 七段の125手目に先手の藤井(聡)七段が「玉の腹から銀を打て」で▲2二銀と打った局面。後手玉を動けなくしたうえで、▲1三歩からの詰めろになっている。- スポンサーリンク -
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