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「当たり」の読み方
あたり
「当たり」の説明
①駒の利きに相手の駒があること。
特に、タダで取れたり、有効な質駒となったりしている場合に使われることが多い。
「当たりになっている」「当たりがある」「当たっている」のように使われ、手番であれば、駒を取ることができる状態であるとも言える。
②ある駒に対する盤上の相手の駒の影響。
「当たりが強い」「当たりが強くなる」「当たりが弱い」のように強弱で表される。大駒や金駒に対して使う場合は、もう少しで取られそう(取れそう)だという危険度を表していることが多い。玉に対して使う場合は、王手や詰めろがかかりやすくなる(かけやすくなる)ということを表している。
「当たり」の用例
[図1]
上の [図1] は、先手が▲8二飛と桂に「当てて」飛車を打った局面。桂を取った手が香「当たり」にもなる。尚、広い意味で言えば、3二の金にも「当たっている」が、次に取ろうとしている訳ではないので、そのように言われることはほとんどない。
[図2]
上の [図2] は、2019年10月11日から12日にかけて行われた
第32期竜王戦七番勝負 第1局 広瀬章人 竜王 対 豊島将之 名人の41手目に先手の豊島名人が7九にいた玉を8八に上がった局面。これで将来的に、後手が8七や7七を攻めた際に先手玉に対して王手がかかるようになり、「当たり」が少し強くなったので、後手は△6五歩と突いて仕掛けた。
「当たり」に関連する用語
「当たり」に関連する格言
頭金
厚い
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