①複数の手を連続させたもの。
例えば、初手が「▲7六歩」で2手目が「△3四歩」である場合、2手目までの「手順」は「▲7六歩 △3四歩」となる。
1局の棋譜は1手目から投了までの手順を記したものと言える。
②「手順に」という表現で用いられた場合は「(双方共に変化する可能性が低く)一直線に進んでいく指し手の中で」という意味合いになる。
例えば、単に金を取ると相手から攻め込まれてしまう局面において、王手をかけ続けて相手玉を追い回す中で金を取れば、相手は王手の対応をする必要があるため、攻め込まれてしまう恐れはなくなる。この場合、「手順に金を取る」のように言われる。
手番を握るためには「手順に」狙いを実現することが重要となる。