[図1]
上の [図1] は、詰将棋である。初手▲1二歩の王手は打ち歩詰めで反則負け。ここは、2三の金が邪魔駒であるため、▲1二金と「ただ捨て」をする手が正解となる。△同玉の1手に▲1三歩と押さえ、△1一玉と引かせると、今度は▲2三桂と打てるため詰みとなる。[図2]
上の [図2] は、2018年8月29日から30日にかけて行われた第59期王位戦七番勝負 第5局 菅井竜也 王位 対 豊島将之 棋聖の66手目に後手の豊島棋聖が、2五にいた桂を▲1七桂成と「ただ捨て」した局面。1七の地点は銀冠の小部屋とも言われ、終盤で玉が逃げた時に耐久力がある。強制的に駒を取らせることで逃げ道を塞いでおき、終盤で粘られる可能性を減らすという、うまい駒の取られ方だった。- スポンサーリンク -
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