【将棋用語】
ハッチを閉める

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「ハッチを閉める」の読み方

はっちをしめる

「ハッチを閉める」の説明

玉を穴熊に囲うときに、玉のコビンを塞ぐこと。
穴熊に囲うために玉が隅まで移動した後、穴熊側の銀が穴熊側の桂の前に1つ上がる手を意味することがほとんどである。それによって、玉の周囲3マスすべてに自分の駒を配置していることになるため、相手からの王手がかなりかかりにくくなり、穴熊としての機能が大いに発揮されることとなる。穴熊に組もうとすると早い段階で仕掛けられてしまうことも多いので、「ハッチを閉める」手が間に合えば、少しは安心することができる。

「ハッチを閉める」の用例

【将棋用語】居飛車穴熊で「ハッチを閉める」部分図

[図1]

上の [図1] は、先手が7九にいた銀を▲8八銀と上がって、居飛車穴熊の「ハッチを閉めた」局面。
【将棋用語】振り飛車穴熊で「ハッチを閉める」部分図

[図2]

上の [図2] は、先手が3九にいた銀を▲2八銀と上がって、振り飛車穴熊の「ハッチを閉めた」局面。
【将棋用語】第30期竜王戦七番勝負第3局 渡辺竜王vs羽生棋聖で角によって「ハッチを閉める」局面

[図3]

上の [図3] は、第30期竜王戦七番勝負第3局 渡辺竜王vs羽生棋聖で、35手目に先手の羽生棋聖が▲3四歩と打った手に対して、36手目に後手の渡辺竜王が△2二角と引いた局面。居飛車穴熊で角頭を狙われる場合は、例外的に「ハッチを閉める」駒は銀ではなく角になる。

「ハッチを閉める」に関連する用語


 

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