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「4枚の攻めは切れない」の読み方
よんまいのせめはきれない
「4枚の攻めは切れない」に関連する主な駒
「4枚の攻めは切れない」の出現頻度
★★★★☆
「4枚の攻めは切れない」の説明
相手陣を突破したり、相手玉を寄せたりするためには、攻め駒を4枚以上にしておくと攻めが切れにくい、ということ。
原則として、盤上の駒に加えて持ち駒もカウントする。その際、歩は除くことがほどんどだが、重要な拠点であったり、と金になる見込みが高かったりすればカウントしても良い。
もちろん、4枚というのはあくまで目安であり、お互いの駒の働きによっては3枚以下でも攻め切ることができる場合もある。但し、相手が正確に受けてくると難しいことが多い。攻めがうまくいくかどうか読み切れない場合は、攻め駒の枚数を確認し、3枚以下であれば踏み込む前に力を溜めた方が無難である。
この格言は1局を通した攻めの考え方であるが、主に序盤の駒組みや中盤の仕掛けについては「
攻めは飛車角銀桂」という格言もある。
「4枚の攻めは切れない」の例
[図1]
上の [図1] は、2018年7月24日から25日にかけて行われた
第59期王位戦七番勝負 第2局 菅井竜也 王位 対 豊島将之 棋聖の74手目の局面。現状、先手の攻め駒は5二の金、5三の と金、持ち駒の飛車の3枚である。「4枚の攻めは切れない」ので、先手の方針としては、飛車を敵陣に打って1一の香や3三の桂を取るか、▲6五歩と突いて▲3三角成を目指すことになる。
「4枚の攻めは切れない」に関連する用語
「4枚の攻めは切れない」に関連する手筋
「4枚の攻めは切れない」に関連する格言
名人に定跡なし
竜は敵陣に馬は自陣に
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