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1手詰の問題【第41問】
[第41問]
ここがポイント!
玉を逃がさない。
1手詰の第40問
1手詰の第42問
(もう少し下に解答・解説があります。)
第41問の解答・解説
[第41問の解答]
▲2一と までの1手詰。
まず、問題図から玉方に指されて最も困る手は、上部脱出の△1四玉です。
そして、それを防ぐためには4一の角の
利きを通すしかありません。
つまり、3二の と金を動かすことになりますが、その位置がポイントとなります。
初手▲3三と は銀を取りながらの王手ですが、△同玉と応じられてしまうと、
▲3二角成と迫っても△4四玉で別ルートから上部脱出を許してしまいます(下図)。
つまり、3三の銀は玉の逃走ルートを塞いでくれている駒なので、
取らずに放置した方が良さそうです。
次に▲3一と ですが、△2二玉 ▲3二角成 △1一玉と逃げられてしまう(下図)と、
▲3三馬と銀を取っても、2二の合駒に▲同馬と
切るしかなく、
以下、△2三玉~△1四玉と△3三玉~△4四玉を防ぐことができません。
他に▲2二と は
両王手ですが、△同玉で戦力不足に陥ります。
問題図から「▲3一と △2二玉」と「▲2二と △同玉」の局面を比較した場合、
3一に と金が「いる」か「いない」かという点が異なりますが、
前者が詰まないと既に判断しているので、
戦力的に劣る後者も詰まないだろうと判断することもできます。
少し難しいですが、類似局面の比較によって読みを省略するというテクニックです。
よって、消去法でも正解は▲2一と です。と金の利きで△2二玉を防いでいます。
3二の
合駒は▲同馬と
タダで取って状況が変わらないため、
無駄合いであり、
詰将棋においては▲2一と の時点で詰め上がりとなります。
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