詰将棋:1手詰の問題と解答・解説
【第44問】

目次

1手詰の問題【第44問】

1手詰の詰将棋の問題(第44問)

[第44問]

point
ここがポイント!
角の利きを通すべきか。



(もう少し下に解答・解説があります。)


第44問の解答・解説

1手詰の詰将棋の解答(第44問)

[第44問の解答]

▲1五歩 までの1手詰。

問題図から▲2六飛と引くと3六の角の利きが通って開き王手がかかり、
玉の逃げ道がないので詰んでいるようにも見えますが、
2五に合駒をするのが受けの好手です(下図)。
詰みを回避できる合駒の種類は複数あるので、余裕があれば考えてください。
1手詰の詰将棋の解答2(第44問)
上図から王手をかけるためには▲同角と取るしかありませんが、
飛車の利きが遮られるので△2四玉と逃げることができるようになり、
▲4三角成にも△3五玉があるので上部脱出を阻止できません(下図)。
1手詰の詰将棋の解答3(第44問)
尚、初手▲2六飛に対して、2五に合駒をして詰む駒は飛・角・金、
詰まない駒は銀・桂・香です(歩は二歩)。
犠牲にする駒は安い方が良いという典型的な例です。

問題図に戻って、開き王手の誘惑に負けずに▲1五歩と突けば詰みです。
打ち歩詰めと違って反則にはなりません。


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