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5手詰の問題【第25問】
[第25問]
5手詰の第24問
7手詰の第1問
(もう少し下に解答・解説があります。)
第25問の解答・解説
[第25問の解答]
▲2五竜 △3三玉 ▲5一角 △4二飛 ▲2三竜 までの5手詰。
大駒が多いうえに中段玉なので考えづらいですが、最も許せない手は△4五玉です。
それを防ぐために▲1二角や▲5六角と打つ手は考えられますが、
▲1二角には△3五玉や△2三歩など、
▲5六角には△3五玉や△4五歩などで詰みません。
この段階で唯一の
持ち駒である角を手放してしまうと、
あとは竜で追い回すだけしかできないので、広い玉相手では詰みません。
つまり、初手で角を手放してはならず、かつ、
△4五玉に加えて△3五玉も許せないことが分かります。
そして、それらの条件をすべて満たす手は▲2五竜しかありません。
▲2五竜に対しては△3三玉と
引く1手ですが、
今度は△4二玉を防ぐ必要が出てきました。
ここで▲1五角と打てば詰んでいるようにも見えますが、
△2四歩と
焦点の歩を打つのが
好手です(下図)。
[第25問の変化手順]
上図から▲同角 △2二玉 ▲4二角成 △2三歩という変化も、
▲同竜 △4二玉 ▲4四竜 △5二玉という変化もそれぞれ詰みません。
戻って、△3三玉に対しては▲5一角と下から打つ手が正解です。
これで△4二玉を防ぎつつ、2筋で竜の
利きを通したままにすることができます。
▲5一角に対して、4二に
合駒を打っても間違いではないのですが、
△4三玉の
含みを残すために△4二飛と
移動合いをするのが作意手順です。
これで▲2三角成には△4三玉があるため、詰ますための手が▲2三竜に限定されます。
詰将棋では「詰み手順を少しでも減らす受け方」も求められるのです。
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