詰将棋:5手詰の問題と解答・解説
【第24問】

目次

5手詰の問題【第24問】

5手詰の詰将棋の問題(第24問)

[第24問]




(もう少し下に解答・解説があります。)


第24問の解答・解説

5手詰の詰将棋の解答(第24問)

[第24問の解答]

▲1二飛成 △同玉 ▲1三香 △同桂 ▲2二金 までの5手詰。

問題図から、初手▲2一飛成として開き王手をかけつつ桂を取る手は自然ですが、
△1四玉 ▲2六桂 △2五玉で上部に逃がしてしまいます。
自陣に味方の駒がいる場合はそれでも良いのですが、
この問題の場合は△1四玉とされた時点で上部脱出が確定し、詰まなくなります。

よって、「△1四玉を防ぐ」ということだけ考えて初手を探せばよいのですが、
▲2三飛成では△同玉で広くなってしまい、戦力不足は明白なので、
消去法でも▲1二飛成の両王手が正解となります。

両王手に対しては玉を動かすしか選択肢がないので△同玉の1手となりますが、
これで△1四玉が遠のきました。

次に、慌てて▲2二金と打ってしまうと
△1三玉と上がられて問題図よりも酷い状態になるので間違いだと分かります。
(2二の駒が飛車から金に変わり、持ち駒から金がなくなっています。)

ここは△1三玉を防ぐために先に▲1三香と打つのがポイントで、
△同桂に▲2二金で詰みとなります。

尚、香を1四から打ってしまうと、△同銀と取られてしまい、
▲2二金 △1三玉 ▲3二金 △2三玉 ▲2二角成 △3四玉で捕まりません。
持ち駒の香をあえて短く使う点もポイントです。


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