[図1]
上の [図1] は、後手の美濃囲いがしっかりしているものの、先手から▲7四桂と打って玉の「こびんを攻める」と一気に寄せることができる。角の利きがあるので、△同歩とは取れないし、△7一玉を引けば▲8二金や▲8二銀で1手詰みである。△9二玉と寄る手が1番粘れるが、▲8二銀と打ったり、端攻めをしたりすれば、後手玉は狭いので受けづらい。[図2]
上の [図2] は、第67期王将戦七番勝負 第3局 久保王将 vs 豊島八段で、67手目に先手の久保王将が▲5四角と打った局面。間接的に相手玉を睨んでおり、次に先手が▲6四桂と打つと王手金取りになる。適当な受けがないので△7一玉とかわしたが、手番を生かして先手がしっかりと攻め切った。- スポンサーリンク -
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