詰将棋:3手詰の問題と解答・解説
【第21問】

目次

3手詰の問題【第21問】

3手詰の詰将棋の問題(第21問)

[第21問]




(もう少し下に解答・解説があります。)


第21問の解答・解説

3手詰の詰将棋の解答(第21問)

[第21問の解答]

▲3一銀成 △同玉 ▲2二銀 までの3手詰。

飛車の利きが4二の銀で止まっているので、
開き王手を狙いたいところですが、その方法が問題です。
▲4一銀成として、欲張って銀を取ってしまうと、△同玉の後に、
▲4二銀と打っても△5二玉で飛車を取られつつ、逃げられてしまいます(下図)。
3手詰の詰将棋の解答2(第21問)
そして、▲5三銀成のような開き王手では△5二銀と肝心の飛車を取られてしまいます。
飛車を取られないようにするためには、
開き王手よりも強力な両王手を狙うことになりそうです。
但し、▲4一銀不成は△同玉で▲4一銀成と同じ結果になりますし、
▲3三銀成や▲3三銀不成では、玉を上部に逃がすだけです。

よって、消去法でも▲3一銀成が残ります。
両王手に対しては玉を動かすしかないので、△5二銀と飛車を取ることはできませんし、
飛車の利きがあるので△2二玉と逃げ出すこともできません。
結局△同玉と取るしかありませんが、▲2二銀と打って、詰みとなります。
玉方の4一の銀は、残しておくことで玉の逃げ道を塞ぐ働きをしてくれます。


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