[図1]
上の [図1] は、2018年6月6日に行われた第89期棋聖戦五番勝負 第1局 羽生善治 棋聖 対 豊島将之 八段の38手目の局面。後手は、バランス重視の陣形で、現時点が最も形が良い。無理に攻めようとしたり、堅く囲おうとしたりすると、その途中で隙ができて、先手から攻められてしまう。そこで、なるべく形を崩さずに先手から仕掛けてもらおうという作戦なのだが、△5二玉⇔△4二玉と玉を往復したり、△7二金⇔6二金と金を往復したりして「手待ち」をすれば、どちらの位置に駒がいてもバランスは保たれたままなので、先手からの攻めを十分に受け止めることができる。- スポンサーリンク -
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