【将棋格言】
両取り逃げるべからず

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「両取り逃げるべからず」の読み方

りょうとり(りょうどり)にげるべからず

「両取り逃げるべからず」に関連する主な駒

「両取り逃げるべからず」の出現頻度

★★☆☆☆

「両取り逃げるべからず」の説明

2つの駒取りをかけられて駒損を避けられない場合、どちらの駒も逃げずに、他で有効な手を指した方が良い場合も多い、ということ。
両取りをかけられたとしても、次に両方の駒を取られてしまう訳ではない。例えば、相手の飛車打ちによって離れた場所にいる金と銀の両取りをかけられた場合、単に金を逃げても銀を取られてしまう。そして、結果としては、銀損となるうえに、相手玉へ迫ることができていない。そうであれば、金損をしてでも相手玉へ迫った方が、金と銀の価値の差以上に効果的になりやすい。もちろん、「駒の価値が大きく違う」「逃げた駒の働きが良い」「逃げることでもう一方に紐が付き、駒損を軽減できる」「取らせる駒が自玉から離れていて相手の駒の働きが悪くなる」「寄せなどの兼ね合いから一方の駒は絶対に渡せない」のような理由があれば、駒を逃げる手が有力になる場合もある。

「両取り逃げるべからず」の例

【将棋格言】第31期竜王戦七番勝負 第2局 羽生善治 竜王 対 広瀬章人 八段で「両取り逃げるべからず」となった局面

[図1]

上の [図1] は、2018年10月23日から24日にかけて行われた第31期竜王戦七番勝負 第2局 羽生善治 竜王 対 広瀬章人 八段の94手目に後手の羽生竜王が△4七銀と打った局面。部分的には飛車角両取りなので厳しいが、両方を助けることはできないため、どちらかを逃げるだけの手は価値が低い。但し、どちらを取られたとしても少なくとも銀は取り返せるし、飛車と角を両方取られてしまうことはない。先手の広瀬八段は「両取り逃げるべからず」で▲4九金と打った。

「両取り逃げるべからず」に関連する用語

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