[図1]
上の [図1] から▲3二歩成とすると、3三にいた「歩」を動かしたにもかかわらず、4四にいる「角」の利きで王手がかかる。この局面の「開き王手」は「と金」が拠点となって残るため、△1二玉 ▲2二角成で詰みとなる。[図2]
上の [図2] から▲2四角成とすると、1三にいた「角」を動かしたにもかかわらず、1四にいる「香」の利きで王手がかかる。この「開き王手」は王手飛車取りとなっており、後手が王手を受けた後、先手は飛車を取ることができる。[図3]
上の [図3] は、2018年9月20日に行われた第66期王座戦五番勝負 第2局 中村太地 王座 対 斎藤慎太郎 七段の138手目に後手の斎藤七段が8五にいた桂を△7七桂成と動かした局面で、先手の中村王座が投了した。8五の桂がいなくなったことにより、8一の飛車の利きで先手に王手がかかっていて「開き王手」となっている。投了図以降、▲7七同玉 △6七成銀 ▲7六玉 △6六金のような詰みがある。- スポンサーリンク -
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