【将棋用語】
王手

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「王手」の読み方

おうて

「王手」の説明

①対局において、次に相手玉を取ることができる状態。
その状態にすることを「王手をかける(王手をする)」と言い、相手からその状態にされることを「王手をかけられる(王手をされる)」と言う。将棋は玉が最も大事な駒であるため、「王手」への対応は最優先事項となる。
ローカルルールで「王手」をかけた際に、「王手」をかけた側が、「王手」と言わなければならないという場合もまれにあるが、公式ルールではないため、一般的に「王手」と言う必要はない。
②ある目標に対してあと1歩の状態。特に、あと1勝すれば、優勝・タイトル挑戦・タイトル獲得・記録などが達成となる場合に「王手(がかかる)」と言われる。将棋界以外でも一般的な用語として広まっており、野球やサッカーなどでも優勝が近づいてくるとニュースなどでよく使われている。あと一歩という意味では麻雀の「リーチ」と似た使われ方となる。

「王手」の用例

「王手をかけられたので玉を逃げる。」
「挑戦者が名人獲得に王手をかけた。」
【将棋用語】「王手」をした部分図

[図1]

上の [図1] は、先手が▲4二飛と打って「王手」をした部分図。4二の飛車が2二に利いているため、後手は次に▲2二飛成と玉を取られないように対応する必要がある。具体的には、△3三玉のように飛車の利きを避けて玉を逃げるか、あるいは△3二金のように合駒をして飛車の利きを遮断し、「王手」の状態を解消する。

「王手」に関連する用語

「王手」に関連する手筋

「王手」に関連する格言


 

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