[図1]
上の [図1] は先手玉に△2八金までの詰めろがかかっている。ここで▲4二飛のように王手をすると、後手は△2二金と合駒をしなければ王手を受けられない。この▲4二飛と打つことが「合駒請求」と言われるが、この局面では、攻めることが、自玉の詰みをなくしているという受けにもなっている。[図2]
上の [図2] は、2019年5月4日に行われた第4期叡王戦七番勝負 第3局 高見泰地 叡王 対 永瀬拓矢 七段の投了図。後手玉には王手がかかっているが、△2三銀と引くと▲同角成 △同玉 ▲2二角成から後手玉が詰む。詰みを逃れるならば△2三銀打とするしかないが、これで△5九銀からの先手玉への詰めろが消えたので、▲2二角成と迫る手が間に合うこととなった。実質的に▲1二角と打った手が「合駒請求」になっている。- スポンサーリンク -
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