銀冠(居飛車):将棋の囲い

目次

銀冠(居飛車)の基本形

下図が居飛車の銀冠(ぎんかんむり・ぎんかん)の基本形です。
最小構成として、左銀と左金の配置が同じであれば銀冠と言えます。
将棋で「銀冠(居飛車)」と言われる囲い
角が右側へ移動して、そこに桂を跳ねている場合もあります。

銀冠(居飛車)の特長

銀冠(居飛車)は主に対抗形の居飛車側で現れる囲いです。
振り飛車側の銀冠と比較して、角がいる場合もあるという違いがあります。
角がいる形は、桂を跳ねている形よりも玉のこびん攻めをよりカバーできています。

左美濃よりも上部に手厚く、囲い側から攻め込まれにくいです。
また横からの攻めに対しては、迫られてしまった後でも、
▲9七玉(後手の場合は△1三玉)と逃げ出す形が粘り強いです。

9七(後手の場合は1三)は「銀冠の小部屋」と呼ばれており、
中段玉、かつ、端攻めに備えていて、詰めろがかかりにくい場所となっています。

銀冠(居飛車)の評価

標準手数16
横の耐久力80 /100
斜めの耐久力80 /100
上部の耐久力85 /100
端の耐久力95 /100
玉の広さ75 /100
玉の遠さ80 /100
囲いの進展性40 /100
陣形バランス70 /100

※弊サイト独自の評価です。戦型や局面によって変動しますし、点数の合計が大きいからと言って必ずしも優れているということではありません。あくまでも目安としてお考えください。

銀冠(居飛車)の前段階

  • 左美濃

銀冠(居飛車)からの進展

  • 銀冠穴熊(居飛車)
左桂を跳ねてしまうと進展性は乏しくなります。

主な相手の囲い

  • 高美濃
  • 銀冠(振り飛車)
  • 穴熊(振り飛車)

銀冠(居飛車)の主な弱点

相手の角に睨まれていると角が活用しづらい

銀冠は囲う過程で玉の右上に角を上がることが多いのですが、
下図のように相手の角の利きが通っていると、その後、動かしづらくなります。
「銀冠(居飛車)」の注意点1
例えば、下図のように角を引いて右側へ移動しようとすると、
すかさず△6五歩と突かれて、玉のこびん攻めを狙われてしまいます。
「銀冠(居飛車)」の注意点2
角の活用タイミングを計りながら駒組みを進めることが重要です。

手厚い上部も歩だけで崩される

銀冠は上部に手厚い囲いではありますが、銀の頭には利きが1つしかありません。
例えば、下図のような状態から、
「銀冠(居飛車)」の注意点3
△8五歩と突き捨てられて、▲同歩 △8六歩(下図)と叩かれるだけでも
以下▲同銀で金駒の連結が弱まってしまいます。
「銀冠(居飛車)」の注意点4
相手からしてみれば歩損のうえに、決め手にはなりません。
よって、いつでも生じる攻め筋という訳ではありませんが、
歩を使った攻めなので手抜きもしづらく、
横からの攻めと併せられてしまうと対応に困ります。

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