横歩取り 4五角戦法対策(19)

目次

32手目△4五桂までの概要

横歩取り 4五角戦法対策変化19
このページは、22手目△2三歩>28手目△3三桂>30手目△3六同角>32手目△4五桂の変化(図1)からです。

[図1]32手目△4五桂まで

△4五桂の狙いは単純なようですが正確な受けは意外と難しいです。 ここは馬の利きが通ったことを生かして▲6六馬と引きます。 後手は△5四香と足しますが、惜しまずに▲4六角と打って5七の地点に利きを足します。

なお、[図1]から▲6八玉 △5四香 ▲5六歩 △同香 ▲5八歩という 歩を下げる手筋の受け方も有力です。 ただし、▲5八歩に対して△5七銀と打ち込んでくる手が厄介で、 後手は駒損ながらも、△6九飛や△3八飛の打ち込み、△8六歩の垂らしなど、 分かりやすい攻め筋が生じやすい展開となります。 また、▲6八玉にいきなり△5七桂成のような変化もあります。 変化の多さや複雑さを考慮すると、 [図1]では▲6六馬の方が実戦的に勝ちやすいと思います。

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32手目△4五桂~35手目▲4六角

[図1]から▲6六馬 △5四香 ▲4六角(図2)

[図2]35手目▲4六角まで

後手は5七で清算すると攻めの拠点がなくなってしまうため、 △5五銀 ▲同角 △同香とします。 ここで▲同馬と取ってはいけません。 ▲同馬には△5七桂不成が厳しく、△4九桂成と△6九飛の狙いが同時に受かりません。 この攻め筋は絶対に防ぐ必要があるため、 △5五同香には▲5六歩と突いて後手の攻めを催促します。

35手目▲4六角~39手目▲5六歩

[図2]から△5五銀 ▲同角 △同香 ▲5六歩(図3)

[図3]39手目▲5六歩まで

以下、進行手順の一例を解説します。 実戦で完全に同一局面となる可能性は低いですが、指し方の方針で参考になるところはあると思います。

ポイントは△5七桂不成からの「△4九桂成と△6九飛」の両狙いを許さないことです。 あとは、後手の成駒を除去しながら自陣の駒を少しずつ活用していきます。

39手目▲5六歩~51手目▲3七桂

[図3]から△5七飛 ▲同馬 △同桂成 ▲5五歩 △5六角 ▲5八香 △4七角成 ▲5七香 △同馬 ▲5八銀 △5六馬 ▲3七桂(図4)

[図4]51手目▲3七桂まで

後手が自陣の隙を無くすような指し方をしてきたら、 先手からの早い攻めはないので少しずつ駒を押し上げていきます。

51手目▲3七桂~57手目▲4八玉

[図4]から△6二玉 ▲4七歩 △8二歩 ▲7七桂 △5五馬 ▲4八玉(図5)にて先手優勢

[図5]57手目▲4八玉まで

[図5]から詰みまではまだまだ長いですが、 後手が下手に駒を動かすと飛車打ちの隙が生じます。 先手は▲5七銀や▲3八金~▲2七銀のようにゆっくりと指していけば、 駒得と手得が生きて負けにくい展開となります。


次のページでは、少し戻って32手目に△5四香と打つ変化を解説します。


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