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38手目△6五桂までの概要
このページは、22手目△2三歩>28手目△8七銀>38手目△6五桂の変化(図1)からです。
[図1]38手目△6五桂まで
後手は次に△5四香を狙っています。
そして▲5三飛成に対しても△5二香の受けがあります。
さらに後手からは△9八飛~△8九と~△8八と のような確実な攻め筋もあり、
先手としてはあまりゆっくりしていられません。ここは▲3四香と打ちます。
後手が歩切れのために生じている香打ちです。
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38手目△6五桂~31手目▲6八馬
[図1]から▲3四香(図2)
[図2]39手目▲3四香まで
▲3四香に対して△3三香は▲5三飛成です。
後手は香を手放してしまったため、△5二香と打つことができません。
以下、▲5三飛成に対して、△5二金は▲5六竜、
△5二飛は▲同竜 △同金 ▲8四飛で先手優勢です。
そして、この局面が分岐点です。
「①△3三桂」は盤上の駒を活用して駒損を防ごうという自然な手です。
「②△5四香」は飛車取りと中央突破を目指した攻め合いの手です。
38手目で分岐!
(21)38手目の分岐まで
(23)40手目△3三桂
(24)40手目△5四香
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