将棋講座目次
初手~15手目▲3四飛
初手から▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同歩 ▲同飛 △8六歩 ▲同歩 △同飛 ▲3四飛(図1)
[図1]15手目▲3四飛まで
[図1]でプロの将棋では△3三角と指されることが圧倒的に多いですが、
アマ有段者の将棋では体感で3割以上が△8八角成となります。
△8八角成で、後手の形勢は少し悪くなるものの、
以降は先手にとって迷いやすい局面が多く、
また最善手を逃すと後手が勝ちになりやすいという点が特長です。
4五角戦法の他に、相横歩取りや4四角戦法に変化する可能性もあります。
稀に、ここで△8八角成の前に△2八歩と打たれる場合があります。
勢いで▲同銀と取りそうにもなりますが、冷静に▲2二角成で先手勝勢です。
手順前後はしっかりと咎めましょう。
15手目▲3四飛~18手目△2八歩
[図1]から△8八角成 ▲同銀 △2八歩(図2)
[図2]18手目△2八歩まで
8八の馬(角)も2八の歩も▲同銀と取ります。
後手は、先手陣の形を乱してから△4五角を打ちます。
18手目△2八歩~22手目の分岐
[図2]から▲同銀 △4五角 ▲2四飛(図3)
[図3]21手目▲2四飛まで
△4五角には一旦▲2四飛とかわして分岐点です。
「①△2三歩」は飛車の取り合いを目指した最有力の手です。
ほとんどの場合、この変化になります。
「②△6七角成」は対策を知らない人に対して「一気に攻め込んで勝ってしまおう」
という欲張りな手で、稀に指す人がいます。
逆に言えば、対策さえ知っていれば何も怖くありません。
22手目で分岐!
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(02)22手目△2三歩
(26)22手目△6七角成
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