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22手目△6七角成までの概要
このページは、22手目△6七角成の変化(図1)からです。
[図1]22手目△6七角成まで
△6七角成は▲同金と取る1手です。
後手は△8八飛成と銀を取って成り込んできますが、
先手玉に詰めろはかかっていないので、先手も▲2一飛成と成り込みます。
△8九竜には▲6九歩と合駒して王手を受けます。
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22手目△6七角成~27手目▲6九歩
[図1]から▲同金 △8八飛成 ▲2一飛成 △8九竜 ▲6九歩(図2)
[図2]27手目▲6九歩まで
後手が攻めるためには△5五桂と打つしかありませんが、冷静に▲6八金と引きます。
△4七桂成ならば、▲4八歩でも▲5六角でも十分です。
よって、△6七銀と被せてくることになりますが、
▲5八金寄とするのが受けの好手です。
ここだけは間違えないようにする必要があります。
尚、後手がどこかで△2七歩と叩く場合もありますが、
▲同銀と取っておいて問題ありません。△2八歩~△2九歩成は遅すぎます。
27手目▲6九歩~31手目▲5八金寄
[図2]から△5五桂 ▲6八金 △6七銀 ▲5八金寄(図3)
[図3]31手目▲5八金寄まで
後手が攻め続けるためには△5八同銀成 ▲同金 △6七金と絡みますが、
先手は銀を入手したので▲5六銀と桂頭に打ちます。
尚、途中で後手が変化した場合、先手からは▲4五角・▲3三角・▲9六角と、
攻防に角を打つ手が有力になるため、それらを優先的に考えます。
31手目▲5八金寄~35手目▲5六銀
[図3]から△同銀成 ▲同金 △6七金 ▲5六銀(図4)
[図4]35手目▲5六銀まで
△5八金 ▲同玉の後、一段竜のままでは攻めがないので△7八竜と引きます。
これに対しては▲6八桂と打つのが分かりやすいです。
(▲6八歩や▲6八金でも受かっています。)
△6七金に対しては、少し怖いですが▲5九玉と引けば、後手の攻めが切れています。
35手目▲5六銀~41手目▲5九玉
[図4]から△5八金 ▲同玉 △7八竜 ▲6八桂 △6七金 ▲5九玉(図5)
[図5]41手目▲5九玉まで
[図5]から、後手が一間竜の形を維持するのであれば△7九竜ですが、
▲5五銀と桂を取り、あとは▲4八玉~▲3八玉と逃げておけば安全です。
41手目▲5九玉~47手目▲3八玉
[図5]から△7九竜 ▲5五銀 △6八金 ▲4八玉 △6九竜 ▲3八玉(図6)にて先手勝勢
[図6]47手目▲3八玉まで
[図6]では後手からの攻めがなく、
先手からは▲6四歩・▲2三桂・▲2四桂など攻め筋が豊富にあります。
(01)21手目▲2四飛まで
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