横歩取り 4五角戦法対策(14)

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42手目△5二金打までの概要

横歩取り 4五角戦法対策変化14
このページは、22手目△2三歩>28手目△3三桂>30手目△6六銀>32手目△6七銀成>36手目△6七角成>42手目△5二金打の変化(図1)からです。
横歩取り 4五角戦法対策14-1

[図1]42手目△5二金打まで

後手が持ち駒の金を手放したため、先手玉の詰めろが解除されました。
但し、後手玉も堅くなったため、一旦▲3六歩と突いて先手玉を広くしておきます。

ここまでの変化の解説ページリンク


42手目△5二金打~44手目△6九飛

[図1]から▲3六歩 △6九飛(図2)
横歩取り 4五角戦法対策14-2

[図2]44手目△6九飛まで

先手の持ち駒の金は後手玉を寄せるために使いますので、
飛車を打ち込まれても▲3九金とかわして、持ち駒を温存します。

以下、後手玉の寄せ方まで解説します。
実戦で、この辺りまで完全に同一局面となる可能性は低いですが、
後手陣の形が似ていることは多いので、参考になる手順もあると思います。

まずは▲4一銀です。▲4一成香も有力ですが、
△3一歩と打つのが受けの手筋で、飛車を二段目から逸らされてしまいます。
後手は5二を玉で支えつつ逃げ道を開けるために△7四歩と突きますが、
▲5一金と数を足していくのが厳しい攻めです。

44手目△6九飛~49手目▲5一金

[図2]から▲3九金 △8九飛成 ▲4一銀 △7四歩 ▲5一金(図3)
横歩取り 4五角戦法対策14-3

[図3]49手目▲5一金まで

5二の地点は数が足りていますので
突破して、駒を取りながら後手玉に迫っていきます。

49手目▲5一金~55手目▲6二金

[図3]から△7二銀 ▲5二銀成 △同金 ▲同金 △7三玉 ▲6二金(図4)
横歩取り 4五角戦法対策14-4

[図4]55手目▲6二金まで

取れそうな後手の駒がなくなったら、
あとは▲9五金や▲6六馬のように指して後手玉を包囲しながら詰めろをかけ続けます。
先手玉は安全なので焦る必要はありません。

55手目▲6二金~59手目▲6六馬

[図4]から△8三銀 ▲9五金 △4五馬 ▲6六馬(図5)まで先手勝ち
横歩取り 4五角戦法対策14-5

[図5]59手目▲6六馬まで

[図5]では後手玉に▲6三金 △同玉 ▲6四歩 △7三玉 ▲6三金 △同馬 ▲同歩成以下の
詰めろがかかっています。後手玉は包囲されているので、適当な受けがありません。


次のページでは、少し戻って36手目に△6八成銀と王手をする変化を解説します。


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