将棋講座目次
32手目△6七銀成までの概要
このページは、22手目△2三歩>28手目△3三桂>30手目△6六銀>32手目△6七銀成の変化(図1)からです。
[図1]32手目△6七銀成まで
△6七銀成は
32手目△6七角成の変化と比較すると、
角と銀の働きが被っており、後手の攻めが少し攻めが弱くなっています。
「32手目△6七角成」に対しては▲同金でしたが、
「32手目△6七銀成」に対しては▲3二成香と攻め合います。
どこで違いが出るかについては後述します。
ここまでの変化の解説ページリンク
32手目△6七銀成~34手目△7八成銀
[図1]から▲3二成香 △7八成銀(図2)
[図2]34手目△7八成銀まで
△7八成銀とされても構わず▲3一成香と攻め合います。
後手玉が詰めろになっていないうえに、後手に手番を渡すので怖いですが、大丈夫です。
32手目に(本ページの△6七銀成ではなく)△6七角成としてきた場合の変化で、
仮に▲3二成香~▲3一成香攻め合いを選択してしまうと、
[図2]と比較して、「4五角&7八成銀」が「7八馬&6六銀」となっている訳ですが、
△5七銀成とされると▲4八玉から逃げられなくなっているのが痛いのです。
32手目△6七銀成~36手目の分岐
[図2]から▲3一成香(図3)
[図3]35手目▲3一成香まで
▲3一成香と攻め合ったところで分岐点です。
後手がどのように詰めろをかけてくるかによって対応が変わります。
「①△6七角成」は先手に駒を渡さずに詰めろをかける手です。
後手玉は詰みませんので、先手は受ける必要があります。
「②△6八成銀」は銀を捨てて、より厳しい詰めろをかけようという手です。
但し、先手の持ち駒に銀が増えると後手玉に詰みが生じます。
「③△3八金」は金を捨てて、先手玉に必至をかけようという手です。
但し、先手の持ち駒に金が増えると後手玉に詰みが生じます。
36手目で分岐!
(04)32手目の分岐まで
(12)36手目△6七角成
(15)36手目△6八成銀
(16)36手目△3八金
横歩取り 4五角戦法対策ページ一覧