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28手目△8七銀までの概要
このページは、22手目△2三歩>28手目△8七銀の変化(図1)からです。
[図1]28手目△8七銀まで
この変化は
△3三桂と跳ねてから△8七銀と打つ変化と比較すると、
先手に▲3三香成からの攻めがないので、反撃狙いが難しくなっています。
後手が攻め急ぎ過ぎているようにも見えますが、最も後手が有望な変化です。
△8七銀に対しては、1一の馬を活用して、▲7七馬と引きます。
対して△7六銀不成が狙いの1手です。
▲同馬には△2六飛がありますので、▲6八馬と引きます。
尚、銀を成らなかったのは▲8五飛を防ぐためです。
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28手目△8七銀~31手目▲6八馬
[図1]から▲7七馬 △7六銀不成 ▲6八馬(図2)
[図2]31手目▲6八馬まで
[図2]から後手は△8八歩と打って、先手陣を乱そうとしてきます。
▲7七桂と逃げると△8九飛~△9九飛成で香を取られて、後手の攻めが続きます。
△8八歩は手抜いて▲4六飛と角銀両取りに打ちます。
31手目▲6八馬~33手目▲4六飛
[図2]から△8八歩 ▲4六飛(図3)
[図3]33手目▲4六飛まで
後手は両取り逃げるべからずで△8九歩成と桂を取ります。
先手も▲4五飛と角を取りますが、後手はさらに△9九と と香を取ります。
先手は飛車が4五のままだと▲4三飛成のような活用は見込めないですし、
△4四香と打たれる筋もあるため、▲5五飛と寄ります。
33手目▲4六飛~38手目の分岐
[図3]から△8九歩成 ▲4五飛 △9九と ▲5五飛(図4)
[図4]37手目▲5五飛まで
▲5五飛と寄った局面が分岐点です。
「①△6五桂」は5七に利きを足して、次の△5四香や、
▲5三飛成に対する△5二香を狙っています。
「②△9八と」はと金を活用して確実な攻めを狙った手です。
先手も攻めの狙いを作っていかないとジリ貧になってしまいます。
38手目で分岐!
(02)28手目の分岐まで
(22)38手目△6五桂
(25)38手目△9八と
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